これは フェンリル デザインとテクノロジー Advent Calendar 2021 14日目の記事です。
インフラ担当の柴田です。
さて、今回は「デザインとテクノロジー」ということで、特に「デザイン」について書こうと思います。
インフラ担当とデザイン
「デザイン」と聞くと最初にイラストのようなイメージが思い浮かび、 私のようなインフラ担当には余りなじみが無さそうなのですが、 実は私の仕事の半分ぐらいは「デザイン」することだったりします。
お気づきだと思いますが、designを辞書で検索すると、動詞としては以下の意味があります。 つまり「設計」をしているということですね。
1 〈絵画などの〉下図[図案]を作る; 〈建築・衣服などを〉デザインする,設計する.
2 a 〈…を〉計画する,立案する; 企てる.
3 b〈…を〉〈…するように〉予定する 《★しばしば受身で用いる》.
(weblio 英和辞典・和英辞典 より抜粋)
デザインで大切にしていること
インフラをデザインする中で大切にしていることを紹介します。
よく考える
フェンリルのようなソフトウェア&インターネットな業界では、「1pxにこだわったデザイン」というワードをよく耳にします。 私は、「1pxにこだわったデザイン」とは1pxにいたるまで、しっかりとした意思を持って設計していることだと思っています。
フェンリルでも「1pxにこだわったデザイン」を大切にしていますので、私もインフラを設計するときは、一つ一つしっかりと考えて設計することを大切にしています。
見落としがちなのが、所謂ベストプラクティスのような、世間で良いとされている設計であっても、必ずしも良い設計にならない所です。組織によって、何が良い設計なのかが変わるので、これから作るシステムや組織の形などを含めて考えるようにしています。
とはいえ、毎回良く考えるというのはなかなか難しいものです。 何も考えず設計して、後でこれは何ですかと質問されてドキッとしたり、 時代はコンテナでしょと設計した結果、なれないチームの運用負荷が上がったりと、結構失敗をしています。
見た目も大切
よく考えることも大切ですが、やはり見た目も大切です。
インフラの設計では構成図というイラストを用意するのですが、毎回頭を悩ませながら描いています。 その図で一番伝えたいことが、できるだけ一目で伝わるように色々考えて描いているのですがなかなか難しいです。
構成図を書く時に考えてる事の一例として、次のようなものがあります。
- 不要な情報は削る
- 線で要素を繋ぐときは、線の重なりをできる限り減らす
- 適度なスペースを作る
- 標準的なアイコンを使う
- モノクロでも線の違いが分かるようにする
最初の3つは特に重要かと思っています。
困るのが、一通り構成図を描いた後に新しい要素が追加になることです。 新しい要素を入れる隙間が無く、全部の要素を少しずつずらしたり、新しく引く線が他の線を横断して見づらくなるので配置を変えたりと、完成した後の変更はしんどいことが多いです。
おわりに
さて、エンジニアがデザインといえば設計だろ!と思って書き始めたのは良いものの、特に着地地点をきめていなかったので、終わり方が分からない。 これ以上風呂敷を広げると収拾がつかないと思うので、この辺でインフラエンジニアがデザインで大切にしていることでした。と終わろうと思います。