AWS GameDay World Championshipの予選を突破しました!

インフラ担当の柴田です。 9/8に行われたAWS GameDay World Championshipの予選を突破してしまったのでブログを書いてみました。

AWS GameDay World Championshipとは

pages.awscloud.com

AWSではAWS GameDayというイベントを定期的に開催しています。 GameDayは、決められた手順書に沿って行うハンズオンとは異なり、用意された課題に対して自分たちで考えて取り組む実践的なトレーニングです。課題を解決するとスコアを獲得できるのですが、ハイスコアを獲得するには、幅広い知識と技術が問われるため、チームで協力してすすめる力も試されます。

AWS GameDay World Championshipは、AWS GameDayの世界チャンピオンを決める大会です。世界を3リージョンに分けて、各リージョンで3回予選が用意されています。9回ある予選の内どれか1回に出場して、上位5チームに入れば決勝に進出できます。 そして、決勝戦で優勝したチームには世界チャンピオンという栄光と、ラスベガスで行われるre:Invent 2022への無料招待が贈られます。

チーム結成

GameDayは1チーム1〜4人で構成されます。幅広い領域で沢山の課題が用意されているため複数人で参加する方が有利です。そのため、まずはチームメンバー探しからはじまります。

社内で探す

フェンリルではAWS認定を所持している人が複数います。さらに普段からWeb系のアプリケーションを作っているので有利と思い声を掛けるも反応がない。

社内Slackで参加者を探す

一応既に申し込んでるよって人もいたのですが、いつもの面子すぎてつまらない(わがまま)。 また、いつもの面子で参加すると、AWS TopEnginerが集まるので社内的にプレッシャーを感じてしまう(気のせい)。既に申し込んでいる人にジョインするか悩んでいたところ「いつもの面子が嫌なら、社外の人とチームを組めば良いじゃないか!」とひらめきました。

社外で探す

「いつもの面子が嫌なら、社外の人とチームを組めば良いじゃないか!」とひらめいたとて、普段の私なら「でもそんな知り合いがいない……」となるところなのですが、ちょうど社外の人に呼びかけることができるSlackがあったので呼びかけてみました。

AWS AmbassadorsのSlackで参加者を募集する

そう、AWS Ambassadorsに呼びかけてみた。すると、すぐに興味を示す人たちが現れたので(やや強引に)お誘いした結果、快く参加いただけたので、Japan AWS Ambassadorsのチーム「Jambassador」ができあがりました(Jambassadorsと「s」はいらないのかと後から言われて、しまったっとなったのは秘密)。

思いつきですすめた結果なんですが、強力なチームができあがってしまった。

余談ですが、皆の都合が良い日を相談して参加日を決めた結果、フェンリルのメンバーが既に申し込んでいる日になったので、やや複雑な心境になる(そして、私の目標がフェンリルのチームに勝つになった)。

事前準備

事前準備といってもAWSのサービスを調べるなどはしませんでした。ただ、当日連絡を取り合う手段だけ用意した方が良いかなと、Slackでおすすめありますかと投げました。

Slackに投げるとすぐに「ZoomとSlack用意しました!」と返ってくるので凄い。事前準備は一瞬で終わりました。

前夜

接続情報等が前日に届くはずなのに、全然来ません。「なるほど、アジア予選だけど事務局のタイムゾーンはアメリカとかやな……」と、じれったい思いを時差のせいにしながら、ごまかします。

寝る前にメールチェックしたところ、19:43にメールが来ており、 Twitch streamでゲームの説明をするという連絡と、GameDayのダッシュボードの案内がありました。 また、接続できない場合はTwitchのチャットで連絡するようにと書かれていたので、トラブル時にはTwitchアカウントが必要そうだなと、この機会に作成しました。

ダッシュボードにアクセスするとChimeの部屋も払い出されていたので、折角Zoomを用意して貰ったのですが、当日はChimeを利用することになりました(なお、AWS側の人はChime経由で連絡してくることがありましたので、他の連絡手段があっても誰かがChimeにログインしていた方が良いです)。

GameDay当日

さて、いよいよ当日です。12:30から説明がはじまるので、12:10ぐらいからchimeに入りつつTwitch見ながら待機。時間になると突然Twitchのボリュームがあがってびっくり。

そしてはじまる説明。全て英語なので辛い。私は事前に文字起こし環境を用意してなんとか翻訳に掛けながら読む。また、チームメンバーが重要なポイントを共有してくれたので助かりました。

どうやら、3つのモジュールがありそれぞれの課題をクリアしていくのが今回のゲームのようです。*1

ゲーム序盤は、全員で同じ課題に対して気になる所をあげながら、協力してチェックしていきます。そして皆さん正攻法で修正してくれている間に私は、取りあえずデプロイパイプライン通さずに手動で変更をかけるという荒技を試す。

段々内容を把握してゲームになれてくる中、MODULE順番に終わらせなくても良いことに気づき、自然と分散して作業することに。分散してからの加速がすごい、流石Ambassadorなのか、ものの数分でタスクを終わらせていく……。

残り時間が45分ぐらいの時はまだ十何位と入賞は難しそうな所にいたのに、残り15分には3位と急上昇していました。

最後は接戦を制して5位で終了しました。ちなみに画像には写っていませんがたしか6位との差はたったの200ポイントで、課題1つ分の差ぐらいでした(実際何故かクロージング中に得点が入って逆転されていました)。

Jambassadorチームは5位で終了しました

終わりに

ということで、AWS Ambassadorsの力を借りて予選を突破しました。個人的にはサービスは知っているけど、しっかりと触ったことがないサービスを触る良い機会となりました。

また、チームメンバーは「最近実務はしていないから」とか「インフラはちょっと」的なことを言いつつ、サクサク課題を解決していてすごい。やっぱりAmbassadorは凄いなと思いつつ、負けないように頑張らねばと思いました。

決勝戦は28日の24時からスタートです(時差が辛い)。果たしてJambassadorチームは優勝できるのでしょうか?

*1:本記事公開当初はここにモジュールの情報を書いていましたが、Twitchで保存されていないことが分かったため削除しました