re:Invent 2022 〜 Day 2 〜

インフラ担当の柴田です。

11/29 (Tue)です。「毎日ブログを書くぞ!」と思っていましたが、正直そろそろきついです。 普段1日1000歩も歩かない人間が、1日に18000歩とか歩いているので、少々寝たぐらいでは体力が回復しません。来年以降re:Inventに行かれる方は1日2万歩ぐらい歩いて体力を作っていかれるのが良いかなと思います。

さて、気づけば同僚もブログを書いていて、すごく良い感じなので私も頑張らないといけませんね。今日はセッションの内容も少し紹介しようと思います。

Adam Selipsky Keynote

本日1発目はAWS CEOであるAdam Selipskyのキーノートです。 キーノートの内容については他のメンバーが書いてくれるはずです。そこで私は、AWS Ambassadorの特権をアピールしようと思います。

AWS AmbassadorにはPriority Seatが用意されており、ほぼ並ばずに座ることができます。実際キーノート会場まで行けば並ばないのですが、キーノートの会場にたどり着くまでが渋滞しており、あまり遅く行くと会場に近づくのに時間がかかります。 また、Priority Seatの存在は、キーノート会場のスタッフしか知らないようで、途中にいるスタッフにどう行けば良いのかを聞くと、「もう席がいっぱいだからオーバーフローフロア(動画が配信される部屋)に行け」と促されてしまいます。拙い英語で、Priority Seatがあるんだっと言っても通じないので、Priority Seatについてアナウンスを受けたSlack画面をみせて通りました。

そして今朝は初めてPriority Seatに座るため、案内されるまま席に着席してしまい同時通訳の機械を借りるのを忘れました。キーノートが始まって、同時通訳の機械を忘れたことに気づいたのですが後の祭りでした…… スライドを読みながらなんとなく話していることを想像しながら聞いていたので、余計に疲れました。明日のキーノートは同時通訳の機械を忘れずに借りようと心に誓いました。

PRIORITYと書かれた紙が席に置かれています
わかりにくいですが、前から十数番目の位置に座っているので画面が近いです
また、いくつかの新サービスの発表があったのですが、英語をちゃんと理解できていないのと、いくつかは普段仕事をしている分野から離れているので、あまりすごいと思う発表は無かったです。

Working backwards in action: Starting with your customers

本日2つめはワークショップです。このワークショップではAmazonがイノベーションを開発するために用いられている、顧客中心の考え方とWorking backwardsのプロセスを体験しながら学びます。1点誤算だったのはワークショップの中には、一人で黙々と作業するタイプと、一緒のテーブルのメンバーとディスカッションするタイプがあり、このワークショップはディスカッションが必要だったという点です。

ディスカッション相手の話していることの大筋はなんとなく分かりますが、細かい点は分からず、最終的にはGoogle翻訳を開いてタイプしながら会話をしていました。 私は日本語を打って相手は英語を打つので、毎回キーボードの半角と全角を入れ替えるのがめんどくさかったです。

ワークショップの流れとしては最初にAmazonのイノベーションの文化について紹介され、その後ワークショップを行いました。Amazonの製品開発では「顧客が中心」であり、すべてが「顧客から始まる」というコンセプトが紹介されました。 Amazonの顧客中心という考え方で気に入ったフレーズが以下です。

顧客と顧客の意味に耳を傾けることは、彼らが何を望んでいるのかを尋ねることを意味するものではありません。お客様に共感するということです。それは、標準化を行ったり、福音となる静的なペルソナを作成したりすることを意味するものではありません.それは、彼らの進歩に共感し、彼らのカスタマージャーニーを理解することを可能します。

フェンリルの仕事も同じで、ただ要望を聞き言われたように作るのではなく、顧客を理解して本当に顧客が必要となるシステムをつくるという点で共感しました。

そして、この顧客中心に開発を進める1つの方法として今回ワークショップを行う、Working backwardsが紹介されました、Working backwardsでは、自分がそれをできるのか、時間やお金などからは独立して、顧客体験を向上させることができるものは何かを考えます。そして、実際にその製品を作る前にプレスリリースを準備します。そう、まだ製品はないのですが、それがいかに顧客にとって素晴らしい物なのかを先に紹介するのです。

ワークショップでは、以下のような冊子が用意されていて1項目5分ぐらい考えて、それを隣の人と共有をしていきます。顧客について考えるのが難しい人は、自分が旅行者として何が必要かを考えてみます。

質問に答えることで顧客中心の考え方ができます
旅行者として考えた結果「考えただけで、腕が動いて英語で文字が書けるようになるデバイス」が必要となりました。他のアイデアとしては、日本語でしゃべるとそのまま相手には英語で聞こえて、相手の英語は自然と日本語に聞こえるデバイスなどを考えました。

Bingo Night

今夜はビンゴを楽しむイベントがありました。日本のビンゴ大会とは少しルールが違い戸惑いました。 景品が無くなるまで続くのは日本と同じですが、誰かがビンゴになると新しいビンゴカードでリスタートします。そして、一番の違いがビンゴとなる条件が毎回変わります。 例えば十字にそろったらBINGOだったり、Tの時に揃ったらBINGOだったりと、毎回最初にどうなったらBINGOなのかが説明されます。英語を聞き取れないとそもそもビンゴになったのかが判断できません。

また、穴を空けていくスタイルでは無く、スタンプを押して行くスタイルも初めての体験でした。

終わりに

今日はキーノートを入れて3つセッションを聞いたのですが、やっぱり1日3〜4セッションが限界です。同じホテルに限定して受けることでもう少し受けられるかもしれませんが、ほとんどの場合移動に1時間はかかるので3つ受けた時点で6時間ぐらい経ってしまいます。しかも3つめを聞く頃には体力の限界が訪れているので、やや記憶が曖昧に……日頃の運動不足が辛いです。

さて、明日はビルダーズセッションという、ワークショップのように作業しながら学ぶタイプのセッションを予約しているので、そちらの様子を紹介したいと思います。問題は対象のセッションが午後からなので、元気に受けられるかが心配ですが頑張ります。