AWS Ambassador Global Summit 2026に参加しました

開発技術部の柴田です。

2026年6月、シアトルで開催された招待制イベント「AWS Ambassador Global Summit 2026」に参加してきました。今回で5年連続5回目の参加です。

昨年の参加レポートは以下です。 engineers.fenrir-inc.com

AWS Ambassadorは、AWSパートナー企業において高い技術力とコミュニティへの貢献が認められた技術リーダーに与えられる称号です。エンジニアだけでなくCTOやCEOといった経営層も含まれ、全員がAWSに深い知見を持つ第一線のプロフェッショナルです。Global Summitはそうした世界中のAmbassadorが集結し、3日間みっちり学び合う場です。

5回参加しても毎年圧倒されます。NDAの関係で具体的なサービス名やセッション内容には触れられませんが、書ける範囲でこのイベントの情報をお伝えします。

3日間を通して行われるセッションとライトニングトーク

Global Summitは、AWS社員によるセッションとAmbassadorによるライトニングトークを軸に構成されています。

AWSのセッションでは、プロダクト責任者や開発者から最新のサービスアップデートや方向性が共有されます。一般公開前の情報やAmazon社内、他社の事例が聞ける貴重な場です。技術的な話にとどまらず、リーダーシップなどのソフトスキルに関するセッションもあるのがこのイベントの特徴です。

ライトニングトークは各国のAmbassadorによる発表です。登壇者全員がAWSを日々本番で使い込んでいるプロフェッショナルなので、発表の質が高いのはもちろん、自分では思いつかない視点やアプローチに出会えます。

Day 1: 朝から圧倒される3日間の幕開け

初日から朝一でセッションが始まり、LTと交互に続いていきます。英語のセッションを集中して聞き続けるのはかなり体力を使います。初日が終わる頃にはへとへとでしたが、日本のAmbassadorの皆さんがセッション内容を日本語で要約・共有してくれたおかげで理解の精度を保てました。こうした助け合いがあるのも、少人数の招待制イベントならではだと思います。

夜のネットワーキングでは、先日合格したAIに関する試験の合格者としてスクリーンに自分の名前が表示されていました。AIは非常に幅広い分野でまだまだ学ぶことだらけですが、世界中のAmbassadorの前で名前が映し出されるのは素直にうれしかったです。

Agentic AI L300 Expertsとして紹介されました

Day 2: ラウンドテーブル&表彰パーティ

2日目のハイライトはラウンドテーブルです。

10名程度のAmbassadorに対して、AWSのサービス開発チームから3名ほどが担当につく形式で、実際にサービスを使う中で感じている課題や、今後のロードマップに関する質問など、幅広い会話が繰り広げられます。サービスを作っている人と、日々使い込んでいる人が同じテーブルで話す。この距離感は他のカンファレンスではまず実現しません。ここで得たフィードバックはサービスの改善に直接つながるため、参加者にとってもAWSにとっても価値の高い時間です。

夕方からはAmbassadorの年間の功績を称える表彰パーティがありました。世界中で活躍するAmbassadorたちの実績を聞いていると、登壇回数やコミュニティ貢献の規模、技術的な発信の量と質に圧倒されます。毎年参加していても「Ambassadorってこんなにすごい人たちの集まりなのか」と思い知らされます。

また、今回は以前いただいたゴールドジャケットが古くなっていたため、新しいものをいただきました。ゴールドジャケットは全AWS認定資格を保持しているAmbassadorに贈られるもので、資格を維持し続けている証でもあります。これからも大事にしたいと思います。

Day 3: ゲーミフィケーションワークショップ

最終日の目玉はワークショップでした。例年のGlobal Summitでは行っておらず、今年初めての取り組みです。

AWSにはGameDayやJamといったゲーミフィケーション形式の学習イベントがありますが、今回のワークショップにもその要素がふんだんに盛り込まれていました。3〜4名のチームを他国のAmbassadorと組んで課題に取り組みます。

私のチームメイトはとても親切で、日本語でサポートしてくれる場面もありました。ゲーミフィケーション形式の良いところは、ゲームが盛り上がるにつれて言語の壁が自然と低くなることです。簡単な英語でも十分にコミュニケーションが成り立ちますし、「一緒に課題を解く」体験が国を超えたつながりを作ってくれます。技術知識を深めながらネットワーキングもできる、個人的に一番好きな形式です。

夜のネットワーキングパーティではダーツを一緒にプレイしたりと、リラックスした雰囲気の中で交流を深めました。楽しい時間はあっという間で、「もうこれで終わってしまうのか」というさみしさがありました。

まとめ

あらためて感じるのは、Global Summitの学びの密度の高さと双方向性です。

  • サービス開発者との直接対話: ラウンドテーブルで改善提案や仕様確認を直接ぶつけられる
  • 一般公開前の情報: NDAのもとで共有される最新のロードマップ
  • 参加者のレベル: 全員がAWSを深く使い込んでいるプロフェッショナルなので、誰と話しても学びがある
  • グローバルなネットワーク: 25ヶ国以上の技術リーダーと実践的な議論ができる
  • 進化し続けるコンテンツ: 今年のワークショップ追加のように、参加者のフィードバックを受けて毎年改善されている

通常のカンファレンスとは異なり、全員が「聞く側」であると同時に「議論する側」でもあります。AWS側もAmbassadorからの意見やフィードバックを積極的に求めており、この双方向性がGlobal Summit最大の魅力です。

今回得た知見や世界のプロフェッショナルとのつながりを、フェンリルでのお客様への提案や社内の技術力向上に還元していきます。次は日本で開催されるAWS Summit Japanで日本のAmbassadorの皆さんと再会し、年末のre:Inventでグローバルの仲間たちとまた顔を合わせるのを楽しみにしています。

参加者でSphere(AWSのオフィス)の前で集合写真を撮りました