AWS Well-Architected Partner Program Bootcampを受講しました

インフラ担当の柴田です。 2021年8月25日に行われた、 AWS Well-Architected Partner Program Bootcampに参加したので、簡単に紹介します。

AWS Well-Architected Partner Program BootcampはAWS Partner Network (APN) パートナー向けに、Well-Architectedワークロードのレビューが行えるようにトレーニングをする講座になっています。

AWS Well-Architectedとは

AWS Well-Architected (W-A)はAWSのソリューションアーキテクトや、パートナー、ユーザーの経験を元にまとめられた、クラウドアーキテクチャーのベストプラクティスです。

aws.amazon.com

W-AはW-Aフレームワークとしてまとめられ、AWSを利用する際にユーザー自身でベストプラクティスに照らし合わせてアーキテクチャーを評価する手段を提供しています。

当日の流れ

今回参加したブートキャンプはAmazon Chimeを使ったオンラインでの開催で、ざっくりと以下の様なスケジュールで進行しました。きりの良いタイミングで10分程度の休憩が挟まれるので、1日がかりのワークショップではありますが、それほどしんどくは無かったです。

時間帯 内容
10:00 ~ 11:30 ブートキャンプの説明とWell-Architectedの説明
11:30 ~ 12:00 Well-Architected パートナープログラムの説明と、レビュー対象のプロジェクトの概要資料読み込み
12:00 ~ 13:00 昼休憩
13:00 ~ 18:00 5つの柱について各20分程度のグループディスカッション(レビューの実施)とレビュー結果の発表

Well-Architectedの説明

W-Aの説明では、オンプレミスからAWSへリフト&シフトした事例をもとに、「一見よさそうだけど、細かく見てみると色々とまずい点がみつかることがありますよね?」というところからW-Aを利用する事でそういったまずい点に気づけるなどの、W-Aの利点が説明されます。

印象に残ったことをあげると、まず1つ目はW-Aレビューの時のポイントとして「テーブルにお菓子を用意すること」と紹介しているところです。レビューは監査ではなく、話し合いなので「誰も責めない」アプローチで行いますという話が続くのですが、話し合いですよという雰囲気づくりにお菓子を用意しましょうということでした。

レビューをしてまずいところがあるとついつい犯人捜しのような雰囲気になり、まずいところに気がついても言い出せなくなるため、場の雰囲気作りが大切と理解しました。

2つ目が全項目でベストプラクティスに従う必要は無いということを強調していた点です。W-Aはビジネス的な判断をするために、ベストプラクティスを知り、リスクや改善点を顕在化するための道具でしかない。 ベストプラクティスと聞くとついついその様にしなければいけないのかと思いがちなので、リスクを把握した上で、ベストプラクティスに従わなくても良いという話は良いと思いました。

Well-Architected パートナープログラムの説明

Well-Architected パートナープログラムはW-Aレビューができるパートナーを認定する仕組みです。どうすれば認定されるかというような話なのでさらっと終わりました。

グループディスカッション

今回のブートキャンプの中心となるのが、グループディスカッションです。1チーム4名程度の受講者と、顧客役のAWS社員でW-Aレビューのロールプレーを行います。

ディスカッションはW-Aの柱毎に区切って行われ、各ディスカッションの最初に担当する質問が2問発表され、概ね20分で顧客役のAWS社員に質問をしながら現在の状態や将来どういう状態にしたいのかをまとめていきます。

ディスカッションの時間が終わると、指定されたチームが話し合った内容を発表し、AWSの社員がレビューのポイントなどを紹介して次の柱に移ります。

私たちのチームでは質問と一緒に公開されているベストプラクティスをもとに質問をしていきました。

オペレーショナルエクセレンスの5つめの質問を例にとると、下記の様な質問にベストプラクティスとして「バージョン管理を使用する」とあるので、「バージョン管理は使用していますか?」という風に質問をしていきました。

OPS 5 欠陥を減らし、修正を簡単にし、本番環境へのフローを改善するにはどうすればよいですか?

https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/wellarchitected/latest/framework/a-prepare.html

最初はたどたどしい話し合いだったのですが、慣れてくると活発にディスカッションができたと思います。

残念だったのは、各柱毎に2問の質問を抜き出してディスカッションしているため他の質問で把握するような事情がわからず、 全体的な話よりは個々の課題にあったAWSのサービスの紹介になりがちなところです。 また、20分という時間は思ったより短いので時間配分が難しかったです。

感想

参加するまではディスカッションについていけるのかと不安でしたが、実際やってみると意外と私できるなと思いました(自惚れ)。

普段から公開されているベストプラクティスを元にインフラを設計しているので、普段の考え方が通用しましたし、 W-Aレビューで必要な知識はSolutions Architect Professionalの認定試験の範囲そのものなので、つい先日更新した私は記憶に新しい話題でした。

半日ディスカッションしただけの半端な理解ですが、多くの問題は何かしら計測してデータを元に考えましょうとなるなと思いました。

まとめ

今回、1日かけてWell-Architectedワークロードのレビューが行えるようにトレーニングを受けてみました。 このトレーニングではW-Aの良いところや、難しい所などディスカッションを通して理解できお勧めできるトレーニングです。

受講できるチャンスがある方は是非受講してみてはどうでしょうか。

また、W-Aレビューを受けてみたい人は是非ご相談下さい。