インフラ担当の柴田です。 2024年9月にシアトルで開催された「AWS Ambassador Global Summit」に参加してきました。
セッションの詳細はNDAの関係で書けないため詳しく紹介できませんが、私が感じたことや全体の雰囲気をお伝えします。
AWS Ambassador Global Summitとは?
AWS Ambassador Global Summitは、その名の通り世界中のAWS Ambassadorが一堂に会するイベントです。
日中は、AWSのプロダクト責任者クラスの方々が最新のサービスやAmazonの文化について共有してくれます。 一方的な情報提供だけでなく、AWS側がAmbassadorからの意見を機会でもあり、セッション中に双方向のコミュニケーションが行われます。
夜にはネットワーキングの場が用意され、他のAmbassadorと交流を深めることができます。
私も気づけば今回で3回目の参加となりました。 過去2回の参加レポートもブログに書いてありますのでよければご覧ください。
今年はアジェンダが一般公開されていないため詳細は省きますが、例年通り朝から晩まで予定がぎっしり詰まったスケジュールでした。
昨年との違い
昨年はPartner Discovery Daysというイベントと同時開催でしたが、今年はAmbassador Summit単独の開催で、しかも1日増え3日間の開催となりました。その分、Ambassadorによるライトニングトークの時間が昨年よりも多く確保され内容も濃厚でした。
また、2024 Japan AWS Ambassadorsの発表にもあったように、AmbassadorのロールタイプがTechnicalとBusinessの2種類に拡張されたことが影響からか、ビジネス寄りのセッションも増えた印象です。 Ambassadorのロールについては2種類あるものの、それは主軸をどちらに置くのかの違いで、Ambassadorに対しては技術とビジネス両方の能力が求められていると感じました。
感想
良かった点
1つは、他社のAmbassadorとの交流です。特に今回は日本のAmbassadorの方々と多くお話しする機会がありました。夜にはフォージビジョンの山口さんのお部屋に集まり、日中のセッションについて語り合ったり、AWSのサービスを使ってアーキテクチャを構築する「Builder Cards」で遊んだりしました。
Builder Cardsでは、自分の手札でどのようなアーキテクチャを構築するかを説明します。 観戦者含めて全員がAmbassadorのため、AWSのサービスやアーキテクチャへの理解が深く、アーキテクチャの説明の難易度が高く難しかったです。
もう1つは日本人だけで行われたラップアップセッションです。 シアトルで活躍する日本人のソリューションアーキテクトの方と最近の情勢などについての話や、他のAmbassadorの学びを共有していただき、Summitの内容をより深く理解できました。
改善点
毎回感じることですが、英語力の向上が課題です。入国審査の時点で英語が聞き取れず苦労しました。
SummitはAWSの最新情報を得られる貴重な場ですが、何より他のAmbassadorとの交流が最大の魅力です。 そのため、海外のAmbassadorと交流を増やしたかったのですが、英語の苦手意識から交流があまりできずせっかくの機会を十分に活かせませんでした。
おまけ
Summit以外で印象に残ったシアトルの思い出を少し紹介します。
Amazon Oneの体験
今回、アメリカの電話番号を取得してAmazon GoやWhole FoodsでAmazon Oneを体験してきました。 スマホを出す必要もなく、手のひらをかざすだけで決済が完了する体験はかなり楽しかったです。
実際にはそれほど普及していない印象を受けたので、日本に導入されるにはまだまだ時間がかかるかもしれません。
Emotional Intelligenceの広がり
帰国前、空港でお土産を探しているときに、Harvard Business Reviewの本だけを集めた本棚があり見てみるとほとんどがEmotional Intelligence(EQ)関連で一部AIという感じでした。 調べたところEmotional Intelligence Seriesとして24冊も出ているようです。
最近は、re:Inventのような大きなAWSのイベントではEmotional Intelligenceについてのセッションが含まれていますが、ビジネス界でEQの重要性が高まっていると感じました。
re:InventのEQについては以下で紹介していますので良ければご覧ください。