CloudFormationで作ったリソースにタグを付ける

インフラ担当の柴田です。

マネジメントコンソールからCloudFormationのスタックを作成するときに「スタックオプションの設定」というページがあるのですが、 大体入力するものが何もないのですぐに「次へ」ボタンを押しています。

今までスルーしてきた「スタックオプションの設定」が、最近結構使えるよなってことに気づいたのでブログを書いてみました。

背景

フェンリルのウェブ部では技術検証や自己学習の為に使えるAWSの環境があります。 複数の人が同じアカウントで色々試すのでどのリソースを誰が管理しているのかが分かるようにリソースタグを利用して作成者の名前を紐付けています。

CloudFormationを使ってリソースにタグを打つ場合は、リソース毎にTagsプロパティに対応しているのかを確認した上で毎回同じタグを入力していくのでかなり面倒くさい作業です。

タグの例

Tags: 
  - 
    Key: "Owner"
    Value: "shibata"

スタックオプションの設定

そこで、便利なのがスタックを作成するときに設定する「スタックオプションの設定」です。 画像の「タグ」という項目でタグを入力することで、設定したスタックで作成されたリソースタグに対応しているリソースすべてに同じタグを設定できます。

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図1. スタックオプションの設定

図1のように入力してスタックを作成すると、次の図2のようにタグ欄に入力したタグがリソースに付けられます。

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図2. S3に設定されたタグ

このことに気づいたお陰で、Tagsプロパティーをコピーする作業はなくなり、スタックを作成するときに1回入力するだけになりました。

まとめ

普段はスルーしていた機能が思いのほか便利な機能だったのでブログを書いてみました。 「スタックオプションの設定」画面は使っていない人が多いと思うのですが、意外と便利なので一度確認されてみてはいかがでしょう。