re:Invent 2023に参加する方へ

インフラ担当の柴田です。

2023年の私がre:Inventへ行けるのかはまだ分かりませんが。re:Invent 2022に参加した経験から、次はこうした方がより良さそうだと思ったこと紹介します。

持ち物

まずは持っていく、もしくは持っていったほうが良い持ち物を紹介します。

スーツケース

90L以上のサイズがおすすめです。re:Inventでは大量のSWAGを受け取ることになるのと、中には思いのほか大きなSWAGもあるので、スーツケースには余裕を持ったほうが良いです。

私は今回90Lのスーツケースでちょうど良いぐらいでした。 行きは6日分の着替えなどで7割ぐらい容量を使っていて(靴とかも持っていったのでちょっと荷物多めかも?)。帰りは圧縮袋を使って着替えを圧縮して9割ぐらいでした。ちなみに別途お土産などは買っておらずSWAGでいっぱいになった感じです。そのため、かさばるお土産などを買うといっぱいになるかなと。

私は90Lのサイズは持っていなかったので、レンタルスーツケースを利用しました。普段から長期間の旅行にいかない方はレンタルが良いかなと思います。

リュック

機内に持ち込める上限サイズのリュックがあると良いと思います。機内に持ち込まないと行けないもの(バッテリーの付いた機器)や、機内で使いたいものを詰めると意外と容量が必要になります。 また、容量に余裕があれば帰りにお土産を詰めることも可能です。私はOsprey Farpoint 40というバッグを使いました。

Osprey Farpoint 40は機内持ち込み可能な上、PCを入れる場所もあり結構良いです。会期中のPCの持ち運びにもそのまま利用したので、ずっと背負っていました。デメリットはちょっとだけ重い。

ショルダーバッグ(もしくはウエストポーチ)

パスポートを持ち運ぶようです。会期中は体から絶対離さないようにします。私はパスポートと財布を入れていました。 サイズはできるだけ小さいものが良いです。re:Playのようなパーティではセキュリティ上一定サイズ以上のバッグは持ち込めません。 パスポートを普段と違う場所にいれて持ち運ぶというのはおすすめしないので、パーティ会場にも持ち込める大きさがおすすめです。

re:Playでは下記のようにサイズについての注意がありました。サイズは多少大きくても大丈夫でしたが、下記のサイズを目安に用意されると良いかなと思います。 Googleで調べたところ11.43cm × 16.51cmらしい。ほぼ手のひらサイズですね。

The bag or wallet cannot exceed 4.5" by 6.5" with or without a handle/strap.

圧縮袋

100均で販売されているもので大丈夫です。Mサイズで6枚ぐらいはあると良いです。脱いだ服を圧縮しておけば、他の荷物に匂いや汚れが移る心配もなく、しかも容量が少し空きます。 re:Inventでは毎年パーカーを貰えるのですが、こちらもそのままだと結構かさばるので、帰るときは圧縮するのがおすすめです。

モバイルバッテリー

PCとスマホの両方を充電できるモバイルバッテリーがおすすめです。容量は大きい方が良いのですが、飛行機に持ち込める容量には制限がありますのでご注意ください。 私はAnker PowerCore Ⅲという商品を1つ持ち込みました。なお、ケーブル類はデバイスの数だけ持って行くのがおすすめです。

電源延長コード

3口の延長コードが1本あるとなにかと便利です、例えばMacのACアダプタを壁のコンセントに直差しでは重力で斜めになるのが気になるときとか、ACアダプタの幅のせいでコンセントの口が2つ分占領してしまうなんて時に、延長コードがが便利です。長さは1mあれば十分です。

eSIM

通信はパスポートの次ぐらいに大切です。会場ではWi-Fiが提供されますが、キーノートなど人が多く集まる場所ではつながりにくくなります。 レンタルのWi-Fiルーターも悪くはないのですが、荷物が増えるのと。周りがレンタルWi-Fiの電波でいっぱいなので、個人的にはスマホにSIMをさして使うのがおすすめ。

物理SIMだと、もともと使っているSIMをなくしそうだったので私はeSIMを利用しました。 今回私は、AirHubというサイトを利用したのですが、少し体験が良くなかったです。T Mobileの回線を使っているのですが、つながりにくいところが多々ありました。また、2日目からインターネット共有(テザリング)がWi-Fiで動かなくなるという問題も起きました。ただ、移動中にセッション会場の位置を調べたり、SNSをチェックしたりできたので、全体的にはあって良かったです。

契約容量については、EventsアプリやSlack、SNSといったテキストベースのサイトを見るぐらいなら、数GBで良いかなと思います。会場やホテルのWi-Fiも使うので、私は1GB程度しか使いませんでした。

電話番号については、トラブルがあったとき電話が必要になるケースがあるので、電話番号も取得できる契約であればより良いのですが、電話代さえ気にしなければ今時の携帯プランはローミングで電話がかけられるはずなので、なくても良いかなと思います。電話しないといけない事態に陥っていたら多分少々の電話代ぐらい気にしない状況だと思います。

また、参加者の何人かは、そもそも海外でもパケット通信ができるプランを使っていてそれで十分そうでした。私も次回は携帯電話の海外で使えるプランを試して見ようかなと思っています。

かなり歩くので、なじんだ靴を持っていくのが重要です。なじんでいる靴でもあまり古いと、靴の中に遊びができていて長時間歩くと足を痛めることもあるので、適度になじんだスニーカーとかがおすすめ。 あと併せて、クロックスもあると良さそう。楽に脱ぎ履きできるので空港(アメリカは保安検査で必ず靴を脱ぐ必要がある、日本は時々脱ぐ)で楽です。また、ホテルでスリッパ代わりに使えるので、クロックスを履いていくのは良さそうでした。

冬の夜に耐えられるアウターを1着きていきましょう。ポイントはなるべく軽いのが良いです。また、ポケットの容量も多い方が良いです。私だけかもしれませんが、とりあえずいったんポケットに全部詰め込むという荒技を使うときが時々あります。

Tシャツやカットソーについては、日本の移動分は長袖が良さそうですが、現地では大体半袖と現地で貰うパーカーで大丈夫です。

ホテルは大抵暖かく、一部セッションの部屋は冷房の場所によっては肌寒いですが、パーカーあれば大丈夫なぐらいの温度です。また、移動疲れで体が火照りがちでどちらかというと暑い印象でした。 夜にホテルの外を移動する時はさすがに寒いので、アウターが欲しです。

ちなみに、Tシャツは現地のSWAGで調達できるので荷物を減らしたければ服を減らすのも一つの方法かと思います。

現金

1ドル札で10〜20ドルぐらいで十分でした。チップにしか使わないですし、そもそもチップ渡す機会もほぼないです。 もし、誰かと割り勘で食事する予定があるなら、ある程度の現金が必要です。レストランとかで個別会計ができない場合があるので、何かしらの通貨のやりとりが発生します。目安として、ランチ1回30ドル、ディナーは1回80〜100ドルぐらいでしょうか。 もちろん、カジノで遊ぶならもっと持っていった方が良いですね。ディーラーがいる系は、最低レートも高いのでそれなりに必要かなと思います。

クレジットカード

現地での支払いはほぼカードです。水1本であってもクレジットカードで大丈夫です。自動販売機すらクレジットカードが使えます。カードのブランドはVISAが無難だと思います。JCBは使えなかったという声をちらほら聞いたのでおすすめしません。

PC

ワークショップやビルダーズセッションなど、PCの持ち込みが必要なセッションがいくつかありますので、PCは持ち込みましょう。 私は業務用のPCを持って行ったのですが、16インチのMacBook Proなので重くて辛かったです。 来年は現地で仕事をしない勇気をもってMac book Airなど軽いPCを借りていきたいなと思います。

私は使わなかったのですが、総合感冒薬(いわゆる風邪薬)は、あったほうが良さそうです。来年の状況が分からないのですが、SNSを見ているとre:Inventに参加した人でコロナの陽性反応が出たという人が散見されました。会期中に症状が出たときに、薬が無いとアメリカで調達する必要が出てきます。飲み慣れない薬は不安だと思うので、風邪薬は持って行ったほうが良さそうです。

シャンプー/コンディショナー/化粧品類/カミソリ

お風呂で使うセットですね。これも旅行用のコンパクトなものを持っていくのがおすすめです。シャンプーやコンディショナーはホテルのバスルームにも備え付けられているのですが、ちょっと私には合わなかったです。また、乾燥しがちなので化粧水やクリームといった保湿系のアイテムも重要です。 私はなぜか逆むけが大量に発生して、箸を持つのも痛いみたいな状態になりました。

ぬれマスク

乾燥対策にぬれマスクおすすめです。私は、ホテルの乾燥はそれほど気にならなかったのですが、飛行機の乾燥が喉と鼻に辛かったので、ぬれマスクにはお世話になりました。

なくても良い持ち物

持っていったけど、なくても良かったなという持ち物を紹介します。

名刺

外国の人とは大体LinkedInでした。そもそも私の名刺は日本語しかないので、外国の人には渡しづらかったというのもあります。 また、2022年はツアー参加者の現地交流会とかもなく、現地で会話した日本人は大体知り合いだったので名刺を渡す必要が無かったという事情もあります。

名刺を渡すのも仕事のうちという人や、ツアーで交流会が用意されているなどでなければ、名刺は不要かなと思います。

スリッパ

旅行用のペラペラの携帯スリッパを持っていったのですが、途中ではかなくなったので不要です。 ペラペラの携帯スリッパは、すっと履けないのが良くなかったです。疲れているのにわざわざしゃがんでスリッパを履くとかはしたくなくて、気がついたら靴下で移動していました。

また、そもそもホテルでの滞在期間が短く、靴を脱ぐのはほぼ寝るときで、部屋の中をあまり移動しませんでした。

お菓子

ワークショップなどで一緒になった人と食べながらやると良いよと聞いて、なるほどそれは良いと思ってやってみたのですが、そもそも気軽にお菓子どうですって振る舞えるコミュ力を持っておらず、3〜4人にしか配っていないので、来年はせいぜい1袋で良いかなと思いました。

ただ、お菓子を配ると喜んでくれていたのでお菓子を配ること自体はおすすめ。

振る舞い

こういう風に私がしたいという内容ではありますが、おすすめの活動を紹介します。

re:Inventに行く前に体力をつける

大体1日に2万歩あるける体力が必要です。日頃から歩いて体力をつけましょう。ついでに、現地で履く予定の靴で2万歩歩いてみて靴擦れやマメができないかをチェックすると良いかなと思います。

Expoでは興味のあるサービスを見つける

SWAG貰うだけだともったいないので興味のあるサービスを探して説明を聞きましょう。会社では使わないしとかの事情は考えず、興味がわいたと思ったら聞きましょう。仕事で使うようなサービスはわざわざ聞かなくても、いずれ聞きます。もちろん会社で使えるサービスで興味があるなら聞きましょう。

参加するセッションはワークショップかビルダーズセッションにする

ブレイクアウトセッションはすぐYouTubeで公開されるので、他のセッションタイプを優先したほうが良いと思います。ワークショップやビルダーズセッションは実際に手を動かすのでおすすめです。何か詳しい人に質問したいとかがあるなら、その分野のチョークトークもおすすめです。

JamやGameDayも手を動かすのでおすすめ、こちらは主にチームで行うので他のエンジニアと仲良くなるチャンスもあるかも?

必要なものは体から離さない

体から離れたものは無くなります。re:Invent中はよく歩いて疲れているので普段より集中力が落ちがち。私は、ちょっとそこに置くだけで、次の瞬間には忘れて歩きだすということがしばしばあったので、本当に必要なものは体から離さない。

予定はカレンダーに通知をいれる

会期中は色々なイベントが開催されていますが、Expoをまわったり、セッションに参加したりと色々と動き回っている間に、ついついイベントの存在を忘れてしまい悔しい思いをしました。そのため、興味があるイベントについてはカレンダーに入れて通知されるようにしておくのがおすすめです。

セッションは1日1つに全力をだす

re:Inventでは大量のセッションが用意されていて、あれも聞きたい、これも聞きたいと、予定を詰め込みたくなります。 ただ、re:Inventのセッション間の移動は大変で、あまり詰め込んでも疲れが出てきてちゃんと聞いてなかったということになりがちです。 今日はこのセッションに本気をだすと1つだけ決めて、そのセッションのために十分な余裕を持ったスケジュールを組むのがおすすめです。

午前中に聞きたいセッションを聞いて、午後はゆっくりExpoを回る。余裕があれば午後のセッションも聞くぐらいの気持ちで挑むのがよさそうです。

帰国した日は空港近くに泊まる

空港から家までが近いとかなら良いのですが、東京から大阪に帰るとかなら東京で一泊するのがおすすめです。 re:Inventを満喫した場合、日本に帰国したときには体力はきっとほぼ0です。長距離の移動はおすすめできません。 疲れていると思わぬミスをします。私は疲れから、成田エクスプレスに乗って切符を無くすという凡ミスを発揮しました。

おわりに

re:Inventに向けて準備したほうが良いものの紹介でした。 他にもVisit Japan Webサービスのようなコロナ関連で準備したほうが良いものもあるのですが、コロナ関連のルールは移り変わりが激しいので、直前に調べて貰うのが良いかなと思います。